2018年11月30日 (金)
「パソコンに麦茶をかけちゃった!」
と、ご連絡いただきました。
物はNECのノートパソコン、『LaVie G タイプL GN247C/F2』。型番はPC-GN247CFA2です。真っ赤なボディーにタッチスクリーンの、ちょっとお高いパソコンです。

メーカーに電話で相談したら、キーボードとマザーボード交換が必要で、費用は8万円だと言われたそうです。
「なんとかなりませんか?」
と言われてしまいました。
麦茶をかけた時はすぐに拭いたのはもちろん、電源を切ってバッテリーを外したそうです。そしてネットで検索して『逆さにすると良い。』という情報を得たため、不幸な事故の5分後ではあるけれど、逆さにしたそうです。
電源を切ってバッテリーを外し、しかも逆さにした?なんだか、すごく良い対応をしてらっしゃいます。
分解して中を見るまで状態は解りませんが、もしかしたらそんなに悪い状態ではないかもしれません。しかし、お客さんのお宅で分解するのはちょっと無理です。お預かりして点検することになりました。
持ち帰って早速分解です。まずキーボードを外してみます。
すると、キーボードすぐ下の金属板には、全く濡れた跡はありません。
これなら、マザーボードまでは濡れていませんね。

念のためさらに分解。
マザーボードが見えるところまで分解しましたが、マザーボード上にもその周囲にも、濡れた跡はありませんでした。

内部まで麦茶が浸透した跡は見つからなかったので一安心。後はパソコンを組み立てて、キーボードの動作確認をします。
キーボードの動作チェックには、kbvと言うソフトを使ってみました。
このソフトは画面上にキーボードが表示され、しかも実際に押されたキーが赤くなるのでキーボードの動作確認にはもってこいです。
電源を入れてWindowsを起動。
kbvのキーボードを画面に表示し、キーを一つずつ押しながら動作不良がないか確認します。その結果、動作に問題はないことがわかりました。
この先、不具合が出てくるかもしれませんが、現時点でちゃんと動いているキーボードを交換する必要はないでしょう。おかしな動作をするようになってからの交換で良いだろうと思います。
と言う訳で内部・外部を軽く清掃し、お客様にお返ししました。念のため、後々キーボードの反応が悪いなどの問題が出る可能性がある事をお伝えしてあります。そのときはもちろん、格安で交換することもお伝えしました。
ちなみに今回、お客さんが行ったパソコンを逆さにすると言う行動。ノートパソコンに液体をかけてしまったときの対応としてはとても良いです。
これをするとボタンの裏側には液体が溜まってしまいますが、キーボード内部の基板(ペラペラのビニールの板です)や、さらに奥のマザーボードなどに液体が入り込むのを防ぐことができます。
やり方は、
1. すぐにパソコンを逆さにする
2. パソコンをシャットダウンする
3. バッテリーを抜く
4. できるだけ水分や汚れを拭き取る
5. 乾燥させる
乾燥させる時は画面を開いたまま、タオルなどの上に置くと良いです。

← 乾燥させるときのスタイル。
ちなみにこれは、タオルではなくペットシート。
・・・あ、パッテリーは外してください。
かけた液体の量が少量で、糖分が入っていないお茶などであればこれでなんとかなるでしょう。糖分が入っていたり、いろいろなエキスが入っている物の場合、キータッチの感触が悪くなるかもしれません。
そして可能であれば、
6. パソコンの専門家に点検を依頼する
と言うことをして頂ければ、安心ですね。
と、ご連絡いただきました。
物はNECのノートパソコン、『LaVie G タイプL GN247C/F2』。型番はPC-GN247CFA2です。真っ赤なボディーにタッチスクリーンの、ちょっとお高いパソコンです。

メーカーに電話で相談したら、キーボードとマザーボード交換が必要で、費用は8万円だと言われたそうです。
「なんとかなりませんか?」
と言われてしまいました。
麦茶をかけた時はすぐに拭いたのはもちろん、電源を切ってバッテリーを外したそうです。そしてネットで検索して『逆さにすると良い。』という情報を得たため、不幸な事故の5分後ではあるけれど、逆さにしたそうです。
電源を切ってバッテリーを外し、しかも逆さにした?なんだか、すごく良い対応をしてらっしゃいます。
分解して中を見るまで状態は解りませんが、もしかしたらそんなに悪い状態ではないかもしれません。しかし、お客さんのお宅で分解するのはちょっと無理です。お預かりして点検することになりました。
持ち帰って早速分解です。まずキーボードを外してみます。
すると、キーボードすぐ下の金属板には、全く濡れた跡はありません。
これなら、マザーボードまでは濡れていませんね。

念のためさらに分解。
マザーボードが見えるところまで分解しましたが、マザーボード上にもその周囲にも、濡れた跡はありませんでした。

内部まで麦茶が浸透した跡は見つからなかったので一安心。後はパソコンを組み立てて、キーボードの動作確認をします。
キーボードの動作チェックには、kbvと言うソフトを使ってみました。
このソフトは画面上にキーボードが表示され、しかも実際に押されたキーが赤くなるのでキーボードの動作確認にはもってこいです。
電源を入れてWindowsを起動。
kbvのキーボードを画面に表示し、キーを一つずつ押しながら動作不良がないか確認します。その結果、動作に問題はないことがわかりました。
この先、不具合が出てくるかもしれませんが、現時点でちゃんと動いているキーボードを交換する必要はないでしょう。おかしな動作をするようになってからの交換で良いだろうと思います。
と言う訳で内部・外部を軽く清掃し、お客様にお返ししました。念のため、後々キーボードの反応が悪いなどの問題が出る可能性がある事をお伝えしてあります。そのときはもちろん、格安で交換することもお伝えしました。
ちなみに今回、お客さんが行ったパソコンを逆さにすると言う行動。ノートパソコンに液体をかけてしまったときの対応としてはとても良いです。
これをするとボタンの裏側には液体が溜まってしまいますが、キーボード内部の基板(ペラペラのビニールの板です)や、さらに奥のマザーボードなどに液体が入り込むのを防ぐことができます。
やり方は、
1. すぐにパソコンを逆さにする
2. パソコンをシャットダウンする
3. バッテリーを抜く
4. できるだけ水分や汚れを拭き取る
5. 乾燥させる
乾燥させる時は画面を開いたまま、タオルなどの上に置くと良いです。

← 乾燥させるときのスタイル。
ちなみにこれは、タオルではなくペットシート。
・・・あ、パッテリーは外してください。
かけた液体の量が少量で、糖分が入っていないお茶などであればこれでなんとかなるでしょう。糖分が入っていたり、いろいろなエキスが入っている物の場合、キータッチの感触が悪くなるかもしれません。
そして可能であれば、
6. パソコンの専門家に点検を依頼する
と言うことをして頂ければ、安心ですね。
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