2017年02月15日 (水)
今回は仕事の話しではありません。
自分が使っているマウスの不調改善についてです。
誰かの参考になるかなぁ・・・と思いまして。。。
最近、クリックの反応が鈍いんです。かと言って強く押すと2回クリック(チャタリング)になったりして、使っているととってもイライラします。
自分が使っているのはlogicoolのM505です。

買ったときは2000円程度で、今でも後継機種が同じような価格で出ています。ちょっと小振り、5ボタン、ワイヤレスと、なかなか使いやすいです。それほど高くないので買い換えても良いのですが、直してみます。
ちなみに、反応が鈍いボタンはスクロールホイールのボタン。左右のクリックは今回問題ありません。(数年前に対応済み)
では、不調改善方法です。
今回の方法は半田ゴテは必要ありません。ドライバと細い棒があればできます。「本体を開けてスイッチの清掃」をするだけです。スイッチ交換という方法もありますが、それよりもずっと簡単な方法です。
まずは本体を開けます。

電池を外してから本体を裏返し、樹脂シートの「足」を半分剥がすとその中にネジがあります。
4つの足、全てにネジが隠れているので外します。
ゆっくりと上半身を持ち上げると、引っかかりもなく本体が上下2つに別れます。
上半身の電池ホルダーから伸びる電源ケーブルを外せば、上下が分離できます。

基板を固定している2つのネジと、スクロールホイールを留めているネジを外し、センサーからのフィルムケーブルを外せば基板を外すことが出来ます。
スクロールホイールがあった所の両脇にある四角い箱が、左右のクリック用スイッチ。センサーの前方にある平べったいのが、不調になったタクトスイッチです。

タクトスイッチは分解できない構造の物が多いですが、このタクトスイッチは分解できます。交換しても良いのですが、ちょうど良い大きさの物がなかなか見つかりません。分解清掃が手っ取り早いです。
タクトスイッチの金属と樹脂の間に細い棒(千枚通しやマイナスの精密ドライバなど)を差し込み、慎重に金属の蓋を持ち上げると分解できます。
分解した後の各部品は以下の通り。
左から、本体(基板に付けたまま)、蓋代わりの金属、ボタン、ドーム状の接点です。

本体側の接点(本体内の3つの金属)と、ドーム状の接点部分(ドームの内側)を、接点グリスを付けた綿棒で掃除します。
注意点 ドームの形状がクリック感の肝です。つぶさないように。
ちなみに、掃除に使っているのはタミヤ(プラモデルとかで有名なあの企業)の接点グリスです。

以前、電子工作などでいろいろお世話になった方から「これが良いよ。」と勧められました。無ければプロパノールなどで拭くだけでも効果はあります。
ただし、メチルやエチルのアルコールでは拭かないでください。樹脂部分に付くと少しずつ樹脂を傷めます。パーツクリーナーはもっと傷めます。樹脂部分に付けなければ大丈夫だとは思いますけど。
掃除が終わったら仮組みし、テスターで接触抵抗を測定。問題なければ元通り組み立てて終了です。
注意点 本体裏側、電源のON/OFFと基板のスイッチの状態を合わせること。
これを合わせないと、スイッチを折ってしまいます。
ちなみに左右のクリックボタンも掃除することが出来ます。基板に付けたまま、樹脂製の蓋を持ち上げれば分解できます。
ただし、以下の点に注意してください。
1. 蓋が樹脂製なのでタクトスイッチよりも力加減が難しい。(折らないように)
2. 内部の構造がやや複雑。
元に戻せなくなったりスイッチを壊すかも。
3. 綿棒での掃除は難しい。
紙に接点グリスを薄く塗り、接点の間に挟んで抜き差しすると良い。
以上です。
ホイールボタンは無事に復活。快適なマウスが戻ってきました。
全てのマウスが同様に対応できるわけではありませんが、いやむしろ、こんな対応が出来るマウスの方が少ないのかも知れませんが、興味のある方、トライしてみませんか?
・・・さて、
「ホイールボタン、使うことある?」って思うかも知れません。
実は自分、ホイールボタンに「ctrl + w」を割り当てているのです。これは「ウィンドウを閉じる」のショートカットで、ブラウジングの時などにとても重宝します。
これにホイールの左右倒しで「戻る、進む」を設定すれば、ネットブラウジングが快適になります。
この設定の便利さを体感してしまうと、もう後戻りはできません。
(設定を変更できない物もあります)
自分が使っているマウスの不調改善についてです。
誰かの参考になるかなぁ・・・と思いまして。。。
最近、クリックの反応が鈍いんです。かと言って強く押すと2回クリック(チャタリング)になったりして、使っているととってもイライラします。
自分が使っているのはlogicoolのM505です。

買ったときは2000円程度で、今でも後継機種が同じような価格で出ています。ちょっと小振り、5ボタン、ワイヤレスと、なかなか使いやすいです。それほど高くないので買い換えても良いのですが、直してみます。
ちなみに、反応が鈍いボタンはスクロールホイールのボタン。左右のクリックは今回問題ありません。(数年前に対応済み)
では、不調改善方法です。
今回の方法は半田ゴテは必要ありません。ドライバと細い棒があればできます。「本体を開けてスイッチの清掃」をするだけです。スイッチ交換という方法もありますが、それよりもずっと簡単な方法です。
まずは本体を開けます。

電池を外してから本体を裏返し、樹脂シートの「足」を半分剥がすとその中にネジがあります。
4つの足、全てにネジが隠れているので外します。
ゆっくりと上半身を持ち上げると、引っかかりもなく本体が上下2つに別れます。
上半身の電池ホルダーから伸びる電源ケーブルを外せば、上下が分離できます。

基板を固定している2つのネジと、スクロールホイールを留めているネジを外し、センサーからのフィルムケーブルを外せば基板を外すことが出来ます。
スクロールホイールがあった所の両脇にある四角い箱が、左右のクリック用スイッチ。センサーの前方にある平べったいのが、不調になったタクトスイッチです。

タクトスイッチは分解できない構造の物が多いですが、このタクトスイッチは分解できます。交換しても良いのですが、ちょうど良い大きさの物がなかなか見つかりません。分解清掃が手っ取り早いです。
タクトスイッチの金属と樹脂の間に細い棒(千枚通しやマイナスの精密ドライバなど)を差し込み、慎重に金属の蓋を持ち上げると分解できます。
分解した後の各部品は以下の通り。
左から、本体(基板に付けたまま)、蓋代わりの金属、ボタン、ドーム状の接点です。

本体側の接点(本体内の3つの金属)と、ドーム状の接点部分(ドームの内側)を、接点グリスを付けた綿棒で掃除します。
注意点 ドームの形状がクリック感の肝です。つぶさないように。
ちなみに、掃除に使っているのはタミヤ(プラモデルとかで有名なあの企業)の接点グリスです。

以前、電子工作などでいろいろお世話になった方から「これが良いよ。」と勧められました。無ければプロパノールなどで拭くだけでも効果はあります。
ただし、メチルやエチルのアルコールでは拭かないでください。樹脂部分に付くと少しずつ樹脂を傷めます。パーツクリーナーはもっと傷めます。樹脂部分に付けなければ大丈夫だとは思いますけど。
掃除が終わったら仮組みし、テスターで接触抵抗を測定。問題なければ元通り組み立てて終了です。
注意点 本体裏側、電源のON/OFFと基板のスイッチの状態を合わせること。
これを合わせないと、スイッチを折ってしまいます。
ちなみに左右のクリックボタンも掃除することが出来ます。基板に付けたまま、樹脂製の蓋を持ち上げれば分解できます。
ただし、以下の点に注意してください。
1. 蓋が樹脂製なのでタクトスイッチよりも力加減が難しい。(折らないように)
2. 内部の構造がやや複雑。
元に戻せなくなったりスイッチを壊すかも。
3. 綿棒での掃除は難しい。
紙に接点グリスを薄く塗り、接点の間に挟んで抜き差しすると良い。
以上です。
ホイールボタンは無事に復活。快適なマウスが戻ってきました。
全てのマウスが同様に対応できるわけではありませんが、いやむしろ、こんな対応が出来るマウスの方が少ないのかも知れませんが、興味のある方、トライしてみませんか?
・・・さて、
「ホイールボタン、使うことある?」って思うかも知れません。
実は自分、ホイールボタンに「ctrl + w」を割り当てているのです。これは「ウィンドウを閉じる」のショートカットで、ブラウジングの時などにとても重宝します。
これにホイールの左右倒しで「戻る、進む」を設定すれば、ネットブラウジングが快適になります。
この設定の便利さを体感してしまうと、もう後戻りはできません。
(設定を変更できない物もあります)
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