fc2ブログ
Internet Explorerがおかしい
インターネットに繋がらないと言う事で伺いました。
タワー型のパソコンで、OSはWindows7 64bit。
ブート用にSSDが使われていて、起動がとっても速いです。

症状は、IEを起動するとなかなかウィンドウが表示されず、表示されたと思ったらウィンドウは真っ白のまま。しばらくして「応答なし」のメッセージがタイトルバーに表示され、最終的にはウィンドウ内に「ネットワークに接続されていません」のエラーメッセージが表示され、ブラウジングが全く出来ません。
しかしGoogleChromeでは正常にブラウジングが出来ますし、Yahoo等へpingを打つと正常に通ります。これはインターネットに繋がらないのではなく、InternetExplorerの動作不良です。

IEの動作不良と言えばキャッシュ関係。
試しに溜まったキャッシュをクリアしたり、IEの設定をリセットしましたが、まったく効果はありませんでした。IEその物に問題がある可能性もありますので、インストールしてあるIE11をアンインストールし、IE10で動作させてみます。しかし、IE11ほどではありませんが動作が遅いです。

う~ん、なんだろう。。。

Windowsのログを確認すると、大量のエラーが記録されていました。

esent_error.jpg

全て同じエラーで、以下のような内容でした。

---------------------------------------------------
ログの名前: Application
ソース: Application Error
日付: 2015/xx/xx 13:53:51
イベント ID: 1000
タスクのカテゴリ: (100)
レベル: エラー
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: *お客様の名前*
説明:
障害が発生しているアプリケーション名: DllHost.exe、バージョン: 6.1.7600.16385、タイム スタンプ: 0x4a5bca54
障害が発生しているモジュール名: ESENT.dll、バージョン: 6.1.7601.17577、タイム スタンプ: 0x4d79bfba
例外コード: 0xc0000094
障害オフセット: 0x0000000000024dfe
障害が発生しているプロセス ID: 0x288
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01d0f9a9ab948b46
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\Windows\system32\DllHost.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\system32\ESENT.dll
レポート ID: e945d8e7-659c-11e5-bccf-bc5ff4863ca8
---------------------------------------------------

起動されたDllHost.exe.がESENT.dllモジュールを使用中にエラーが起きた・・・と。

もしかしたら、どちらかのアプリケーションかモジュールが壊れているのかもしれません。試しに、DllHost.exeとESENT.dllを正常動作しているパソコンからコピーしてみます。しかし、症状は全く変わりません。

とすると、システムのもっと深いところで・・・。
そんな事を考えていたら、ネットで有用な情報を見つけました。

---------------------------------------------------
IE10からは一時ファイルの管理にExtensible Storage Engine(esent.dll)を使っている
一時ファイルとWebCacheフォルダの中身を削除したら、esent.dllの異状が解決した
---------------------------------------------------

そう言えば、IE10からWebcacheフォルダというのがありました。
と言う訳で再度一時ファイルと、今度はWebCacheフォルダの中身も削除します。

場所は以下の通り。

  既定の一時ファイルの場所
   Windows7/8
    %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files
   Windows8.1
    %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\INetCache

  一時ファイル(インデックス)の管理情報
   Windows7/8/8.1 共通
    %userprofile%\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCache


一時ファイルは何回か削除しているので、Temporary Internet Filesフォルダには何も入っていません。WebCacheフォルダの中身を消します。
消し方は、別アカウントを作成したり他のOSから行わないとならないのでちょっと面倒です。

WebCacheフォルダの中身を削除すると、今までぐずっていたIEは何事もなかったかのように起動するようになりました。
ちゃんと動けばさすがSSD起動のパソコンです。サクサク動いて、全くストレスを感じません。メンテナンス用や持ち歩き用など、複数のやや古パソコンを持っている自分にとっては羨ましい限りです。

あとは、対応中に見つけたWindowsUpdateの不具合修正と、SMARTエラーが出ていたパックアップ用HDDのデータ待避。そしてパソコン内部の清掃をし、今回の作業を終了しました。
スポンサーサイト