FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
キーボードがおかしい
ちゃんと文字入力ができないと言うことでお預かりしました。
機種はHPの15-n067nr、ノートパソコンです。

動作確認してみると、確かにまともに入力できない文字が複数あります。
何回か押していると時々入力できたり、一度しかキーを押していないのに複数入力されたりします。
しかもこのキーボード、場所によっては妙に感触が悪い部分もあります。
(グシュッっ言うか、ギシッて言うか、そんな感触)

入力不良でありがちなのは、接触不良です。
キーボードから出ているペラペラのケーブル(FPC:フレキシブルプリント基板)の接続部分が長年の使用で接触抵抗が増し、接触不良が発生します。
ただ今回の個体、それほど古い物では無いので疑問は残りますが、まずはそこから掃除してみます。

15_n067nr.jpg

キーボードを外してコネクタからFPCをはずし、接触する部分をキレイに清掃。
もう一度FPCを接続し直して動作確認をすると・・・ダメです。全然改善していません。どうやら、本格的にキーボードの故障のようです。修理するには、新品のキーボードに交換するしか方法はありません。

・・・と思いながらボーッとコネクタを眺めていたら、変な物が見えました。

connector.jpg

コネクタのハンダ部分に妙な白い物が・・・しかし、これはただのゴミ。乗っているだけなので、ピンセットで簡単に取れました。
問題なのはもう一つの方。上の方に写っている、茶色い物体です。

gomi.jpg

このゴミ、ちょっと触っただけでは取れません。
試しにヨウジの先で触ってみると、ちょっと粘ります。慎重にゴミを除去していくと、とんでもないことになっていました。
このゴミが乗っている部分、全くハンダ付けがされていません。しかも配線の一部が腐食して断線しそうです。
これではいくらキーボードがまともでも、入力がまともに出来るはずはありません。

早速腐食の修復とハンダのやり直しを行い、もう一度動作確認をしてみました。
すると見事、全てのキー入力が回復しました。二重打ちも打ち損じもありません。

しかし残念なのは、感触の悪さがそのままだと言う事です。
ゴミがかんでいるのは当然として、キータッチの感触からして、べたつく液体(甘いジュースとか)をこぼしてしまっている可能性があります。
これは接触不良を直しただけでは改善できません。キーボードを分解して内部を清掃する方法もありますが、良い状態は長くは続かないでしょう。
お客さんに相談すると、「交換してください」との事ですので部品を発注。交換すると、ストレス無くタイピングできるようになりました。

納品して今回の対応は終了です。


それにしてもあの茶色いゴミ。
ゴミの下がハンダ付けがされていなかったと言う事は、製造段階からあったゴミです。それはつまり、初期不良品と言えるでしょう。
せめてもう少し早く症状が出てくれていれば、メーカー保証で直せたのに。いやむしろ、製造段階で分かっていればこんな個体をお客さんが手にすることも無かっただろうに。

今回の修理はそんな事を思ってしまう、ちょっと悲しい個体でした。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。