2010年01月19日 (火)
WindowsXPがインストールされた、自作パソコンを使っているお客様です。「最近、起動にすごく時間がかかるんです。」と言うことで呼んでいただきました。
「起動に時間がかかる」で思いつくのは、
・ CPUが遅い
・ メモリが少ない
・ デフラグをしていない
・ ハードディスクのアクセス速度が遅い
と言ったところでしょうか。
他にもいろいろあるでしょうが、とりあえず確認が簡単なのはこのあたりでしょう。しかし起動していろいろ確認してみましたが、どれも特に問題となるような物はありませんでした。
ただ一つ、気になる事と言えば・・・
電源を入れた直後、数秒で終わるはずのPOST画面でしばらく動作を停止・・・したように見えるんです。画面に「・」が一つずつ増えていきますので、とりあえず動作しているらしいと言う事は分かります。
それからしばらく経ってWindowsXPのロゴが表示され、長々とバーが流れます。そしてとりあえずデスクトップは表示されるんですが、いろいろ触ってみると全体的にのんびりした感じです。
搭載しているメモリは1GBですが、CPUが一昔前の物ですからある程度のモッサリ感は仕方がありません。しかしPOST画面で動作が止まったようになることや、全体的にのんびりした感じはCPUのせいだけとは思えません。お客様も「最近・・・」とおっしゃっていることからも、何かしらの原因があるはずです。
POST画面で止まったようになるので、Windowsが原因ではないと思います。
BIOSの設定かも?と疑いましたが、確認しても変な所はありません。
念のためBIOS設定画面で「Load Setup Defaults」をしてみましたが変化はありませんでした。
もしかすると・・・自作パソコンですからねぇ・・・組み立てミスかな?
そう思って本体を開けてみると、驚いたことにPCIスロットが全て埋まっています。
LAN、サウンド、PCIカードスロット、USB、あと二つは・・・忘れました。しかもその中の半分は使っていません。
とりあえず全て外し、2台つながっているDVDドライブを撤去。ハードディスクも2台つながっていたので、起動に必要な一台のみにして一台は撤去。あれもこれも・・・と外して、いわやる「Windows起動に必要な最低限のデバイスのみ」の状態にしました。
そして起動してみると・・・
見違えるように早くなりました。
POST画面で止まることもなく、Windowsのロゴでバーが流れ続けることもありません。1分程度でデスクトップが表示され、問題なく使える状態になりました。
起動が遅い原因は、どうやら今まで外した中のどれかと言うことになります。
さて原因究明ですが、面倒ですが外したデバイスを一つずつ付けていくのが一番簡単です。
と言っても闇雲に作業しても仕方がないので、まずは「怪しい」と睨んだDVDドライブから始めます。
POST画面で止まっていることから、IDE関係が引っかかっているのかも・・・と単純に考えました。
二台の内の一つを繋げて電源スイッチON。すると・・・
いきなり当たりです。
さっきと同様、POST画面でしばらく動作を停止したかのような症状が発生しました。このドライブに不具合があると見て間違いはないでしょう。
「コレですね。」とドライブを取り出し、とりあえずしげしげと観察。すると、マスターやスレーブを設定するジャンパーピンが入っていません。
本来であればいずれかの設定にジャンパーピンが入っているのが普通(?)です。それが入っていないと言うことは、お客様が自分で抜いたのかと思ったのですが、「最初から入っていなかった」と言うことです。ドライブが入っていた箱の中には新品のジャンパーピンがビニール袋に入っていましたから、間違いはないでしょう。
早速、新品のピンを所定の位置にセットして電源ON。今度は何の問題もなく起動しました。
念のため、外したPCIカードやハードディスク、もう一台のDVDドライブを元通りセットして起動してみましたが、問題なく動作することが確認できました。
と言うことで「最近、起動が遅くなった」のは、ジャンパーピンを入れていないDVDドライブを繋げたのが原因と言うことで決着。今回の対応は終了です。
余談ですが、今回見させていただいたパソコンの中は綺麗でした。蓋を開けても、ホコリがほとんど無いんです。
それもそのはず。私がケースを開けて作業している間、お客様は蓋やその外のパーツをずっと掃除していました。勿論、静電気には十分注意していらっしゃいました。きれい好きなんですね。自分のパソコンも見習わなければいけないなぁ・・・と思った瞬間でした。
人のパソコンはきれいにしますけど、自分のパソコンは・・・って言う状態ですから。。。
「起動に時間がかかる」で思いつくのは、
・ CPUが遅い
・ メモリが少ない
・ デフラグをしていない
・ ハードディスクのアクセス速度が遅い
と言ったところでしょうか。
他にもいろいろあるでしょうが、とりあえず確認が簡単なのはこのあたりでしょう。しかし起動していろいろ確認してみましたが、どれも特に問題となるような物はありませんでした。
ただ一つ、気になる事と言えば・・・
電源を入れた直後、数秒で終わるはずのPOST画面でしばらく動作を停止・・・したように見えるんです。画面に「・」が一つずつ増えていきますので、とりあえず動作しているらしいと言う事は分かります。
それからしばらく経ってWindowsXPのロゴが表示され、長々とバーが流れます。そしてとりあえずデスクトップは表示されるんですが、いろいろ触ってみると全体的にのんびりした感じです。
搭載しているメモリは1GBですが、CPUが一昔前の物ですからある程度のモッサリ感は仕方がありません。しかしPOST画面で動作が止まったようになることや、全体的にのんびりした感じはCPUのせいだけとは思えません。お客様も「最近・・・」とおっしゃっていることからも、何かしらの原因があるはずです。
POST画面で止まったようになるので、Windowsが原因ではないと思います。
BIOSの設定かも?と疑いましたが、確認しても変な所はありません。
念のためBIOS設定画面で「Load Setup Defaults」をしてみましたが変化はありませんでした。
もしかすると・・・自作パソコンですからねぇ・・・組み立てミスかな?
そう思って本体を開けてみると、驚いたことにPCIスロットが全て埋まっています。
LAN、サウンド、PCIカードスロット、USB、あと二つは・・・忘れました。しかもその中の半分は使っていません。
とりあえず全て外し、2台つながっているDVDドライブを撤去。ハードディスクも2台つながっていたので、起動に必要な一台のみにして一台は撤去。あれもこれも・・・と外して、いわやる「Windows起動に必要な最低限のデバイスのみ」の状態にしました。
そして起動してみると・・・
見違えるように早くなりました。
POST画面で止まることもなく、Windowsのロゴでバーが流れ続けることもありません。1分程度でデスクトップが表示され、問題なく使える状態になりました。
起動が遅い原因は、どうやら今まで外した中のどれかと言うことになります。
さて原因究明ですが、面倒ですが外したデバイスを一つずつ付けていくのが一番簡単です。
と言っても闇雲に作業しても仕方がないので、まずは「怪しい」と睨んだDVDドライブから始めます。
POST画面で止まっていることから、IDE関係が引っかかっているのかも・・・と単純に考えました。
二台の内の一つを繋げて電源スイッチON。すると・・・
いきなり当たりです。
さっきと同様、POST画面でしばらく動作を停止したかのような症状が発生しました。このドライブに不具合があると見て間違いはないでしょう。
「コレですね。」とドライブを取り出し、とりあえずしげしげと観察。すると、マスターやスレーブを設定するジャンパーピンが入っていません。
本来であればいずれかの設定にジャンパーピンが入っているのが普通(?)です。それが入っていないと言うことは、お客様が自分で抜いたのかと思ったのですが、「最初から入っていなかった」と言うことです。ドライブが入っていた箱の中には新品のジャンパーピンがビニール袋に入っていましたから、間違いはないでしょう。
早速、新品のピンを所定の位置にセットして電源ON。今度は何の問題もなく起動しました。
念のため、外したPCIカードやハードディスク、もう一台のDVDドライブを元通りセットして起動してみましたが、問題なく動作することが確認できました。
と言うことで「最近、起動が遅くなった」のは、ジャンパーピンを入れていないDVDドライブを繋げたのが原因と言うことで決着。今回の対応は終了です。
余談ですが、今回見させていただいたパソコンの中は綺麗でした。蓋を開けても、ホコリがほとんど無いんです。
それもそのはず。私がケースを開けて作業している間、お客様は蓋やその外のパーツをずっと掃除していました。勿論、静電気には十分注意していらっしゃいました。きれい好きなんですね。自分のパソコンも見習わなければいけないなぁ・・・と思った瞬間でした。
人のパソコンはきれいにしますけど、自分のパソコンは・・・って言う状態ですから。。。
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