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USBメモリが開けない
パソコンの設定で伺ったお宅でのお話。

作業が終了して帰ろうとしたとき、「なんとかなりませんか?」と差し出されたのがUSBフラッシュメモリ。
メーカー名も何も書いていない物でした。

パソコンに刺しても自動で開くウィンドウが表示されず、マイコンピュータから開こうとすると

usb.jpg

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ドライブ *: を使うにはフォーマットする必要があります。
フォーマットしますか?

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と表示されてしまうと言うことです。
大切なデータが入ったUSBメモリ。
「フォーマットしたら終わりだと思ったから、それはしていません。」とのことです。

全てのデータが完全に復旧できる保証は無いと言う事をご了解いただいて、お預かりすることにしました。

まずは、データ復旧ソフトを使ってデータの吸い出しを試します。
しかし「サポートされていないフォーマットです。」と出てしまい、スキャンすらしてくれない状態です。
そこで、メモリのイメージを吸い出して内部の確認をしてみます。

すると、通常は先頭セクタにあるはずのドライブ情報がとんでも無い所にあります。
クラスタの管理テーブル(FAT)も痕跡は確認できましたが、内容はめちゃくちゃ。
予備の管理テーブルと比較してみましたが、どっちもどっちで使えそうにありません。
ルートディレクトリ情報は・・・痕跡すら確認できません。

つまり「内部はぐちゃぐちゃ」と言うことです。
これでは「サポートされていないフォーマット」と表示されても仕方がありません。

そこで、見つけたドライブ情報を先頭セクタに書き込んでみました。
すると、データ復旧ソフトでいくつかのデータを救出することに成功しました。

その後も分かる範囲でデータの修正、吸い出しを繰り返しました。
できれば、専用ツールで簡単に直ってくれれば良かったのですが。。。

「これ以上は無理」と言うところで吸い出したデータをCDに焼き、お客様の所にお届けしました。
確認してもらうと、復旧率は100%ではなかったようですが、必要なデータに関して言えば全て復旧できていたようでした。

復旧ソフトで対応できなかったときはガッカリしましたが、なんとかご希望に添えて安心しました。

今回のようにフォーマットを要求されるような状態でも、場合によっては100%のデータ復旧が出来る場合があります。
しかしパソコンに接続して読み書きをしてしまったり、フォーマットをしてしまったりするとデータの復旧率はどんどん下がります。
もしUSBメモリのデータが読めなくなった場合は、すぐにパソコンから外してください。
そうすれば、読めなくなったデータを元に戻すことが出来るかもしれませんよ。



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